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8月28日、四川和邦生物科技股份有限公司 (603077.SH)、(株)BKMS、(株)AKRの3社によるデジタル調印式が行われた。(株)和邦はインドネシア東ジャワ州グレシク県のJIIPE工業団地に8億米ドルを投資し、化学品生産工場を建設する予定。
(株)和邦生物科技股份の社長である曾小平氏と(株)BKMSの社長であるバンバン・ソエティオノ氏は、条件付土地売買契約を締結し、AKRグループの最高経営責任者CEOであるハリアント・アディコエソエモ氏は意向書に署名した。(株)BKMSは、インドネシアにおける(株)和邦生物科技股份の計画に工業用地を提供する。(株)和邦生物科技股份と(株)AKRは、JIIPE企業団地において合弁事業体を設立し、(株)和邦が90%、(株)AKRが10%の株式を保有し、インドネシアにおけるプロジェクトの投資、建設、運営を行う。
8月30日、(株)和邦生物科技は、炭酸ナトリウム、塩化アンモニウム、グリホサートの生産に8億米ドルと6.7万平方の土地が必要であると発表した。炭酸ナトリウムは「ソーダ灰」としても知られ、一般的な化学塩基である。建設後、この施設は年間60万トンの炭酸ナトリウムを生産できるようになる。また塩化アンモニウムは、植物の成長に窒素成分を供給する重要な農業化学肥料であり、アブラヤシの木にとって最も効果的な肥料である。プロジェクトが完成すれば、年間60万トンの塩化アンモニウム生産能力を持つことになる。そしてグリホサートは世界で最も広く使用され、生産されている除草剤である。建設が完了すれば、年間20万キログラムのグリホサート生産能力を持つことになる。
化学、太陽光発電、鉱物を統合した上場企業として、(株)和邦生物科技は、製品の国内外市場における優れた技術、人材、運営経験を有している。同社の既存のソーダ灰製品は現在市場シェアを独占しており、グリホサートの世界最大のサプライヤーである。「一帯一路」沿線諸国投資において中国の最も重要な貿易相手国はインドネシアであり、インドネシアは同投資において回廊沿いの重要な国でもある。インドネシア政府はJIIPE工業団地を経済特区に指定した。これはインドネシア初の深海施設を持つ総合工業団地である。この工業団地は(株) BERKAH KAWASAN MANYAR SEJAHTERA(略称:BKMS)によって管理されている。(株) AKR CORPORINDO TBK(略称:AKR)はインドネシア証券取引所(BEI)に株式コードAKRA.IJで上場している。同社は、化学製品および石油製品の流通・取引を世界的に展開している。またインドネシア最大の石油・基礎化学品の民間流通業者でもある。
(株)和邦生物科技股份有限公司は、インドネシアのスラバヤにあるJIIPE工業団地の地理的優位性と、海外投資と工場建設によるインドネシアの資源的優位性を活用して、現在の市場を拡大し、自社製品の国際的影響力を高める。次の段階では、会社は精力的に関連認可文書の実施を推進し、プロジェクトの結合と実施を強化し、積極的に市場を開拓し、効率を追求し、建設結果が中国とインドネシアに利益をもたらすようにする。